元・アラサー再受験生の医師日記

元アラサー再受験生の現役医師が受験や医学部、医療の様々を語ります。ブログ内容の実臨床への適用に関しては責任を負いかねます。内容に御意見ございましたらコメント頂けると嬉しいです。

再受験生が医学生になって直面する諸問題

 

再受験生と周囲の若人達

 

我が雪国大学はネット界隈でも再受験生にやさしいと噂さていたため、毎年10人以上の再受験生がいた。

以前も記載したが、1年上の学年では50代の再受験生もいた

自分のようなアラサーのみならず、アラフォー、アラフィフだって実際は存在するのが医学部である。

 

そんな再受験生にとって、周囲の多くはリアルに世代のギャップを感じるくらいの若者たちばかりである。

そんな中で、再受験生が医学生生活を送る際に直面する様々な問題に関して、実際はどうであったか振り返ってみた。

 

ため語・ため口問題


自分は元々あまり気にしないタイプであったが、多くの再受験生が最初に慣れないのは、明らかに自分より若い人からの『ため語・ため口』だろう。

これは医学部に普遍的に存在するものなのか、それとも金持ちのボンボンが多いからなのかわからないが、年次が同じだったり学年が上であれば、年齢が上の人に対してもかなり気安く『ため語・ため口』が使われるケースが多いようだ

さらには、『オイ、○○』だとか、『え?○○、お前って××だったの?ウケるww』だとかの会話は日常茶飯事のようだ。

医学生の中には『一度、学生生活を経験したとか、社会人やってたからって何なのそれ?おいしいの?』みたいな感覚があるよう。

ただこれは、マジでケースバイケースだと思う。

これはその再受験生の雰囲気だとか、その学年の雰囲気だとかが大きいのではないかな。

自分はほとんどの同級生からは『がっつり敬語』や『敬語の中にため語・ため口が混入』、『最初はため語・ため口だったけど、徐々に敬語』という感じだった。

逆に、自分の1個上の年齢の人(現役と比較して10年遅れで入学)は、何故か同級生からため語ばっかりだった。

先輩方の場合は、皆の前では自分に対して『ため語・ため口』なのに、個人的に話すときは敬語という様に使い分ける先輩が多かった。

もちろん、ため語・ため口で話す年下の同級生もいたが、自分はあまり気にならなかった。

気になる、イラつくと言っていた他の再受験生も医学部生活を営んでいくうちに『慣れた』と言って気にならなくなっていたよう。

この『ため語・ため口問題』は『郷に入っては郷に従え的な感じで解決すると思う。

若造からのため語・ため口がイラつくからという理由で距離をとったりするのは絶対よくない

あの再受験生、何かやりにくいなと思われてしまうと、 テストの情報やマッチングの情報などが回ってきにくくなってしまう。

医学部の生活は情報戦と言ってもいいぐらいなので情報が入ってこなくなるとリアルに詰む

また平気でタメ語・ため口を使ってくるようなチャラチャラした(イキガッタ?)連中も、実際に接してみるとすごくいいやつだったり、なんて事も全然ある。

 

 

飲み会のワルノリ


自分が経験したちょっと頂けない問題は飲み会でのイッキやら、無茶ぶり、バカ騒ぎなど。

飲み会でのワルノリは以前の学生生活で経験済みだったからこそ予想はできたのであるが、流石にアラサーになってそのノリはちょっときつかった

特に頂けないのは、普段あまり接したこともないような、いかにも大学デビュー的な奴から『おい、TJ!お前もなんかやれよ!』みたいな感じの無茶ぶりをされると若干イラっとしてしまった。

その時は自分もアルコールが入っていたため愛想笑い出来ず、『ああ?てめ誰だよこのガキ?』みたいな表情をしてしまったためにササっと引かれてしまった…。

しかし、その後にコミュニケーションを取っていくと『ホントはいい子。ちょっと羽を伸ばしてみたかっただけ』ってパターンだったw

振り返ってみると、飲み会での若人からのワルノリに関しても、だからといって飲み会に参加をしないというのはちょっといただけない

やっぱり飲み会に参加しないと若干距離は取られてしまうだろう

前述したが医学部は情報戦であり、同級生のみならず先輩からの情報も非常に貴重である。

部活に入る大きなメリットの一つが先輩からの情報である。

距離を取られてしまうとこれらの情報は自分に入ってくることは少ない。

アルハラチックな悪ノリに対しても、ちょっと我慢して付き合う方が後々メリットにつながるハズ。

完全スルーはお勧めしない。

 

ボッチ問題

 

これはきっとどの再受験生も心配するであろう。

自分も現役生徒は9年も年上であったため、これまで大して対人関係で苦労することは無かったのではあるが心配になった。

しかし、そんなに心配いらない!

再受験生は、なんとなく再受験同士で仲良くなり、そこからさらに若人たちとのつながりが生まれてくるのだ。

ガキが気安く話しかけてくんじゃねーよ、とか、何タメ語で話しかけてんだよ、みたいな態度を取らず、穏やかそうな顔をして積極的にコミュニケーション取りに行けば拒絶されることはほとんどないだろう

男子学生は、とりあえず下ネタで盛り上がっとけば十中八九問題なく関係を築ける

まあ、基本的には、やさしい人多いよ。医学部

面倒見のいい人多かった。

全く遠慮する必要がないくらいの深い関係になる事は少ないかもしれないが、『この同級生とは一生のつきあいにしたい!』と思えるような人は何人かできる。

現在の医師生活でも困ったときに相談に乗ってくれるしね。

 

医学生は『こんなもん』って割り切るべし!慣れます!


ため語・ため口問題や悪ノリに付き合う系のことは、年次が低い間に多少あるくらいで学年が上がるにつれ、同級生はそんなノリにも飽きてくるし、自分たちがどんどん先輩になってくるので最初の数年で済む話である。

医学部内で再受験生で浮いてしまうような人は、そんな雰囲気を拒絶したり、あー付き合ってらんねーって感じでツンツンしてる人のような印象。

再受験を決意した時点で、ある程度このような事は予想できるわけだから多少いやでも愛想笑いしながら付き合えばメリットも大きいと思うんだけどね。

個人的には、全く医師の言うことを聞かずに自由奔放にして病気になった時だけ早く治せなどといってくるmonster patientsの方がよっぽどストレス

それに臨床に出ても自分より年下のオーベンはたくさんいるし、その年下の人から指導を受け、実際に助けてもらうわけだからね。

まあ、とにかく慣れるべし!!

医学部はやさしい人が多いので、拒絶するような態度を取らない限りは、ボッチで悩むことも無い!! って思います。

 

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