30代中盤で再受験成功した彼
30代、40代の再受験生はどのような苦労をしたのか?について、30代中盤で医学生となった同期のケースをもとにお話しする。
これくらいの年齢の再受験生の不利って、受験時の面接の点数だけでは無く、むしろ『年齢による記憶の低下や勉強し続ける体力・気合の問題』の方が大きいのではないか?と強く感じた。
再受験生が医学生になって直面する諸問題
再受験生と周囲の若人達
我が雪国大学はネット界隈でも再受験生にやさしいと噂さていたため、毎年10人以上の再受験生がいた。
以前も記載したが、1年上の学年では50代の再受験生もいた。
自分のようなアラサーのみならず、アラフォー、アラフィフだって実際は存在するのが医学部である。
再受験とダイエット
もともと、普通の人より太りやすい体質だったと思う。
中学生くらいまでは少しぽっちゃり気味ではあったが身長が伸びるにつれてややほっそり体型へ変化した。
学生時代の部活動を卒業すると運動する機会は減ったが、20代前半であれば大きく体型が変化することはなかった。
変化
大体25歳を超えてきたあたりだろうか?
自分の身体の変化に何となく気づいた。
あまりたくさん食事をする事ができなくなった。
それと同時に、食事量は減ってるはずなのに…
デブってきたのである…。
日常の活動量は減ってないのに…。
再受験を始めたのは、そんな身体の変化が生じてから数年後の事だった。
再受験を始めてから通勤時間を勉強時間にするために、通勤手段を自転車往復1時間→通勤往復1.5時間にした事でさらにウエストの贅肉が加速度的に増加した。
不思議なもんで、アラサーの太り方はポッコリお腹の体型だ。
これまでのように全身にまんべんなく肉がつくのではなく、選択的に腹部に付くのである。
皮下脂肪増加ではなく、内臓脂肪の増加という事を身を持って体験していた。
決心
まあ、年齢的に仕方ネーナなんて考えていた。
お腹は少し力を入れて気を引き締めていれば、服を着た状態なら目立たなかったし、再受験成功して学生に戻ったら体型も戻すぜっ!!なんて思っていた。
しかし…。
職場で何となく測った血圧が、なんと130を超えたのだ。
コレハアカン!!
20代で高血圧とかシャレになるぁぁぁん!!
父親は若干血圧高めでARBを内服しているため、多少は遺伝的な部分もあるかもしれないが、この腹も大きく関連しているだろう。
体重と血圧の関連ははっきりとした機序は不明な点もあるが、実際に相関有り、4㌔減量で降圧剤が一種類減るなんて報告もある。
173㌢、73㌔のpreオッサンTJは再受験開始から約2ヶ月後、ダイエットを決心したのだった。
いや、ダイエットというよりは運動不足解消によるトータル的な健康増進を目指した。
方法
巷には多数のダイエット方法が溢れかえっている。
自分は薬学部時代に柔道をやっていたため、ダイエットというか減量の経験はある。
何と当時は66㌔以下級!!
まあ、過去は過去であるが、とにかくダイエットに対して抵抗はなかった。
ダイエットに食事制限はつきものである。
正直なところ最も効果が現れやすいのは食事制限だということも経験上分かっていた。
しかし、最もストレスフルなのも食事制限であった。
よって、再受験中はイロイロなものを我慢する事になるため、継続させるためにも食事制限はほとんど行わず運動量を増やす事にした。
ダイエットをする上で最も重要視したものは、『運動のためだけに貴重な時間を割かない』という事。
隙間時間を生かすために自転車通勤を電車通勤にしたのに、運動するために時間を犠牲してちゃ、本末転倒なため勉強しながら安全に行う事が出来る運動を模索した。
そしてたどり着いた結論は…
踏み台昇降運動
である。
そう、かつてスポーツテスト?体力測定?で用いられていた、あの猿でも出来そうな単調なクソつまらん動作である。
コレの良いところは、踏み台の高さを変えるだけで負荷を簡単に調整出来るコト。
また、踏み台がそれ程高くなければ、動作時の身体の上下の動きは小さくてすみ、昇降運動しながら手帳勉強可能である。
さらには、家にいる時はいつでもできて時間を選ばないし、屋外でジョギングするより確実に安全である!
特に女性はココがマジで重要&オススメポイント。
深夜だって全くのNOリスク!
変質者に追われたり、事故にあったりする事も皆無!
テキトーなタオルやマットをひいてやれば、隣人達との騒音問題にもならん!!
さらにさらに!!安価である!!
そこらへんのパチンコ店や喫茶店で
『捨てる予定の少年JUMPありませんかあ?もしよかったら譲ってほしいんですけどぉ?』
と言って、週刊少年漫画雑誌を5〜6冊ゲットする。
それをガムテープで束にしてグルグル巻にする。
コレで台の完成や!!
漫画雑誌の冊数を増減するだけで負荷の調整可能!!
市販の踏み台は大体2000円前後だが、この戦法ならタダァ!!
無料・タダより怖いものはないってゆーけど、これはマジでタダ&安全!!
この方法で、TJは夕食後しばらくしてからの45分間(食後スグは駄目よ♡)を有酸素運動に当てたのである。
トタパタトタパタ…
雨の日も風の日も…
トタパタトタパタ…
手帳に目を通しながら…
トタパタトタパタ…
効果効能
まず、あっさりと簡単に3ヶ月継続できてしまったのだ。
ホントにストレス無く。
3ヶ月で体重は…
マイナス4㌔… うーん、微妙www
ただ、身体にとっては非常に負担の少ないペースであったと思われる。
そして血圧は…
120〜130台でそれ程変わらず…
うーん、まあ良しとするか。
目的の体重減少と血圧改善は微妙ではあったが(やはり食事内容改善が非常に大切)、副収入もあった。
『踏み台昇降運動後の爽快感』と『精神的安定』だ。
何と表現したらいいのか分からないが、意味不明な自信が湧いてくる感覚。
ランナーズハイみたいなものかもしれないが、そんなにhightになるほどの運動強度でもないような…。
多少はセロトニンが出てくれたのだろう。
感想
『精神的な安定』とはなかなか得難い、プライスレスなモノであり、これは再受験生活を継続させるにはとても都合が良かった。
しかも、こんなに強度の緩い運動でこんなに前向きな気持ちになるとは。
また、適度な疲労は睡眠の質も改善してくれたようで、ホントに良い事ばかり。
改めて運動の大切さを思い知った。
個人的にはダイエット効果よりも、精神的安定の方が価値は大きく、現在の医師生活においても積極的に取り入れるようにしている。
再受験期間の休息日…でも、やっぱり手帳だけは持って行った!
再受験期間の休息日…でも、やっぱり手帳だけは持っていった!
受験攻略bookみたいなものに『完全に勉強しない日を月に○日つくろう』なんて書いてあるのをよく見る。
ある程度時間的余裕がある場合ならOKかもしれないが、自分は働きながらの再受験であったため、そんな悠長な事は言ってられんかった。
薬誤投与で18歳死亡の報道・高石市
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アドレナリンを間違って筋肉注射を静脈内投与してしまったとのことだ。。。。
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