復習の効果が劇的に上がる勉強法② 手帳勉強法・隙間時間での復習
復習の効果が劇的に上がる勉強法②
手帳勉強法・隙間時間での復習
続き
あれ? 1週間分の復習も結局、30分くらいで終わるやん。。。
えーっ!
復習って勉強してからの間隔が短いとこんなに短時間でできるもんなん?
今まで復習を翌日に行う事なんて徹底した事なかったから気付かなかったわ。
エビングハウスの忘却曲線ってホントだったんだ。。。
ってか、別にこの復習って机に座ってなくてもできるんじゃね?
このメモを常に持ち歩けば、いつでもどこでも出来るやん。
ちょっと試してみよーっと。
そう思った自分は、比較的頑丈そうな手帳を購入した。
その日勉強した事を箇条書きでメモし、それを持ち歩く事にした。
隙間時間があればすぐに、手帳を取り出してメモに目を通す事を習慣にした。
隙間時間は意識してみると、それはそれはたくさんあった。
トイレ(大)や電車・バスの待ち時間や乗車中だけでなく、駅から学校まで歩いている時だってメモに目を通す事は可能だった。
歩きスマホならぬ、歩き手帳の状態。
それくらいすべての時間を惜しんで復習に費やした。
手帳勉強を始めて気付いたのは、まず、予定が入っても全く気にならなくなる。
何故なら移動時間や待ち時間等は全て復習のための時間に当てられるから。
いつでも何処でも復習可能である状態は非常に精神的余裕ができた。
次に、復習回数がコレまでに比べて平気で10倍20倍30倍になる。
そうすると、どうなるか。。。
どれだけ頭が悪かろうと、覚えてしまうのだ。
まあ、それが目的なんだけどね。
箇条書きした文章の最初の数文字を読んだだけで、その後にどんな文章が書いてあるのか瞬時に頭に浮かぶようになるのだ。
例えば、
『主なカテコラミンにはアドレナリン、ノルアドレナリン、ドパミンがある。アドレナリンはαとβ作用があり、ノルアドレナリンはα作用が強く、ドパミンはほぼβ作用を示す』
なんて事が書いてあったとすると、
『主なカテコラミンには…』ってトコを読んだけでその後に続く
『アドレナリン、ノルアドレナリン、ドパミンがあり……を示す』が一瞬で頭に浮かぶようになるのだ。
コレはマジ。
ハッキリ言って脊髄反射レベルになる!!
最初の数文字を読んだだけで内容が脳裏に閃くくらいになったら、もうその内容は復習する必要無いのでは?
となるかもしれないが、自分は繰り返した。
記憶出来たと思っても、何度も何度も繰り返した。
より強固な記憶にするために。
数文字読んで『ああ、あの内容ね、ハイハイ覚えましたよ』のレベルになれば、復習することにもはや時間も労力もかからない。
箇条書きした多数の事項が、日に日に『ああ、あの内容ね、ハイハイ覚えましたよ』となっていった。
日に日に強固な記憶となっていった。
自分がやった事はホントに大したことではない。
①きちんと翌日に行えば、復習とは自分が想像していた以上に短時間で完了する。
②さらにその翌日も行えば、さらに短時間で復習できる。
③これを繰り返すと、1週間みっちり勉強した事は、結局、30分程度の復習で終わっちゃう。
④あとは、これを続けるだけ。そして復習は机上でなくても十分できる。隙間時間を活用するために、常に復習する内容をメモして持ち歩けば良い。
⑤リング付きの単語カードと同じ感覚で、隙間時間に何度も繰り返す。単語カードではなく手帳(オススメはポケットサイズなのに膨大に書き込め、頑丈な『メモ専科』)を用いて。
コレだけなのだが、自分はハマった。
薬剤師国家試験は余裕で合格した。
多くの問題は過去に類題として出題された問題であり、問題文を読み終わった瞬間にその答えが頭に浮かぶレベルまでになっていた。
再受験を思い立った時、手帳勉強を大学受験にも使えないだろうか?と考えた。